警備員の仕事内容はピンキリであり、そこで働いている人たちの年齢も様々です。それは、仕事内容が単調であり誰でもできる仕事であるからです。まず、施設警備の場合は、定期的に館内を巡回して怪しいものが落ちていないかを確認していきます。それ以外の時間は詰め所で待機ですので、実働時間は意外と少ないです。それに泊まり勤務がある場合もあり、拘束時間が長いが実働時間が少なく給料もそこそこ良いです。そのため、警備員の仕事の場には早期リタイアしている人や定年退職後の日銭稼ぎで働いている人が多いです。建設現場や道路工事現場で交通誘導している人も同様です。施設警備と違い、建設現場の警備員は給料体系が日給の場合が多く、日雇いの人が多いところもあります。
この警備員の仕事で気を付けなければならないのが、集団行動がメインの現場であることです。特に泊まり込みがある施設警備の場合は顕著であり、一日会社の人間と一緒にいなければなりません。また、資格があれば資格手当として給料が上がりますが、なければ基本給のままであり給料は上がりません。建設現場の警備員も同様で、何かしらの資格がなければつくことはできません。ただ、施設警備員と違い日勤ですので常に会社の人間と一緒にいることが無いので、団体行動には向かない人でも資格さえあれば出来ます。
事件やトラブルさえなければ、この警備員の仕事は楽して稼げる仕事であり、自分の体が動かなくなるまで働くことが出来ます。ただ、警備員の仕事であっても何かしらの資格がなければ任せることが出来ない業務もあります。資格があれば業務の選択肢が広がりますが、無ければ選べる業務が少なくなります。常に警備の業務でも何かしら極めるという意思がなければ、稼ぐことはできません。そのため、業務が終われば資格取得に向けて勉強する人も中にはいます。